飲食店のメニューがARで現実空間に表示される「menuR」が公開

デザインとxR(AR/VR)技術で楽しい・新しい体験を生み出します企業、「ワクザワ」は2020年7月21日にAR技術を活用して飲食店のメニューが現実空間に実在するかのように表示するサービスを公開しました。

「menuR」開発の背景として、新型コロナウィルスの影響によりテイクアウトやデリバリー販売をする飲食店が急増し、電話やインターネットでの注文が増加。

今まで行ったことのないお店で購入する機会が増えたものの、初めてのお店ではチラシやウェブサイトの写真からしか商品や量をイメージすることができませんでしたが、AR化した商品を立体的で原寸大の大きさで確認することができるそうです。

「menuR」の技術を使って制作されたページをさっそく体験してみました。

(1)サイトにアクセスするとメニューが表示されます。

(2)気になったメニューを選ぶと下の画像が表示されるため、右上のアイコンをクリック

(3)AR化されて現実空間に飛び出します

AR化されたものを、動画でも撮影してみました。

原寸大で表示されるということで、サイズ感がわかって便利ですね。

まとめ

「menuR」のサービスでは、AR化するのにあたりフォトグラメトリというテクノロジーが使われているとのことです。

フォトグラメトリとは、物体を様々な方向から撮影した写真をコンピューターで解析し、3Dモデルを立ち上げるテクノロジーです。ARによる3Dモデルを制作するために多く利用されているのは「3D CAD」のデータか、「フォトグラメトリ」のデータが利用されていますが、写真撮影であれば誰でもが用意にできるため「フォトグラメトリ」を利用したAR化は普及してくる可能性があります。

また「フォトグラメトリ」の難点であるとされている、陶器などのつるつるした質感の表現や、樹木などの複雑な形状のもの、人間などを上手くフォトグラメトリで再現することができると、さらに実用性があがってきそうです。

今なら、チラシやウェブサイトのメニューがAR化される場合も多くあるため、飲食店の方は「menuR」のサービスを検討されてもいいかもしれません。

・参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000061739.html

・AR導入店舗:東北うまいもの酒場 プエドバル:絶品ローストビーフ丼(AR)

・「menuR」を運営するワクザク:https://wakuzawa-inc.com/

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